トラックを専門に取り扱う買取店から人気が高いものの1つに、個人所有の車両が挙げられます。法人で使用している車両とは異なり、ドライバーが所有者本人のみというケースが非常に多いからです。同じ期間にわたって使い続けていたとしても、企業が所有しているものと個人所有のものでは単純に使用頻度・合計時間ともに異なります。加えて同じドライバーしか使っていないため、車両に癖や痛みがほとんどない場合が多くきれいな状態であることも理由の1つです。
買取査定時に担当ドライバーが1人であったことを、必ず伝えるようにしましょう。次に車検が残っている車両に関しても、高額買取に繋がる可能性が高いです。通常の乗用車とは異なり事業に用いるのがほとんどであるため、多くのユーザーが明日から使える即戦力の高い車両を求めています。車検取得や整備が控えている車は、なかなか買い手がつきません。
しかし車検が残っている車両の場合は、名義変更さえ済ませればすぐに使うことができます。そのため車検が残っているトラックは、買取査定が高額になりやすいという訳です。車検は1年であることが多く、大抵のユーザーは車検が満了する期間のギリギリ手前に売りに出します。ただし普通の自動車の車検の残りとは異なり、トラックの方が有利になります。
その理由は車検費用が、乗用車よりも高額であるからです。加えて車検の際に部品交換を行う場合がほとんどであり、その費用分を回収するためにトラックを期間満了まで走らせるというのが定石です。逆に言えば、売る際に車検が残っていると評価が高まります。月あたりの金額に換算しても、その費用分を差し引いた上で黒字が出るほどの高額査定が出る可能性があります。